Last-modified:2018/03/29 22:56:17.
clean は VASP の出力ファイルを削除します。 明に示すと、以下になります。
これ以外のファイルは削除しません。 たとえば memo.txt というファイルをこのディレクトリで作成していた場合、 このファイルは削除しません。
vaspdir clean
のように実行します。 デフォルトではカレントディレクトリの掃除をしますが、 コマンドライン引数でディレクトリ名を与えれば、 そのディレクトリを掃除します。 コマンドライン引数には複数のディレクトリ名を列挙することができます。
vaspdir clean dir1
vaspdir clean dir2 dir3
VASP ディレクトリを初期化(initialize)をします。 実行方法は clean サブコマンドとほぼ同じです。 すなわち初期ファイル以外の全てのファイルを削除します。 たとえば memo.txt というファイルをこのディレクトリで作成していた場合、 このファイルも削除します。
VASP ディレクトリの入力ファイル4つのみを新しいディレクトリにコピーします。 cp -r してから出力ファイルを削除すると、 CHG, CHGCAR, WAVECAR といった巨大なファイルをコピーすることになり時間がかかりますが、 clone は無駄なコピーをしないので高速です。
vaspdir clone dir1 dir2
vasp を実行します。
~/.vasputils に
vaspdir execute
POTCAR にはライセンスの問題が生じうるので example には含めていません。